うちはデザインの会社です。2000年に創業して、アートディレクションを仕事にしてきました。ロゴを作り、広告を作り、ブランドの世界観を設計する。それを25年やってきた会社です。
その会社が、いまAIでコードを書いています。世の中で「AIバイブコーディング」と呼ばれているやり方です。仕様を伝え、AIと対話しながら、動くシステムを自分たちの手で作っていく。
デザイン事務所がシステムを作る。妙な組み合わせに聞こえるかもしれません。でも、この組み合わせでなければ出ない結果があります。今日はその話をします。


自分の店で回している
U-MAはネイルサロンを自社で運営しています。東京・新宿の「NURU NAIL」。クライアントワークではなく、自分の商売です。
この店の集客の裏側は、いまこう動いています。
毎朝、検索データから「いま狙うべき言葉」がひとつ選ばれ、切り口の違う記事が2本生成され、検品を通ったものがサイトに公開されます。ネイリストが施術写真をアプリに上げると、そこから文章が生まれ、InstagramやThreadsに届きます。
数字も出ています。28日間の実測で、サイトからホットペッパーへ239人、Instagramへ65人、LINEへ40人を送りました。
ここまでは、よくある「AIで集客を自動化しました」という話に聞こえると思います。
でも、全部は任せない
本題はここからです。
この仕組みには、機械に決めさせない場所が、意図的に残してあります。
生成された記事は、検品のルールにひとつでも引っかかると、公開されずに自動で下書きに落ちます。そして、下書きから公開に上げる判断は人がやります。店を知っている人間が、読んで、決める。
つまり全自動ではなく、半自動。この「半」が、この仕組みの本体です。
なぜ半分で止めるのか
理由は単純で、AIの書いた文章は、お客様に伝わってしまうからです。
それらしい言葉が並んでいるのに、どこか誰にも向けられていない文章。読んだ瞬間に「ああ、機械だな」と分かる。そして伝わった瞬間に何が起きるかというと、集客のためにやったことが、ブランドを削り始めます。お客様は「この店は、私に手を抜いた」と感じるからです。
集客の数字は伸びているのに、店の格が下がっていく。これがいちばん怖い。
だから、どこまでを機械に渡し、どこからを人が持つか。その線を引く仕事が必要になります。
そして、やってみて気づいたのですが、この線引きは、私が25年やってきたアートディレクションの仕事そのものでした。
世に出る前のものを見て、「これは出せる」「これはブランドを傷つける」を判断する。トーンのわずかなズレに気づく。同じことを、AIの出力に対してやっているだけです。道具が変わっただけで、やっていることは2000年から変わっていません。
こんな事で悩んでいませんか?
- 記事を出し続けているのに、問い合わせにつながらない
- AIのツールを入れたが、結局だれも使っていない
- 生成した文章が、自分の会社の言葉に聞こえない
これらは多くの場合、道具の問題ではなく、線引きの問題です。どこを任せて、どこを人が持つか。それを決める目があるかどうかの問題です。
この仕組みの画面や数字の多くは、営業中の店の内部資料なので、記事には載せられません。対面かオンラインで、秘密保持の書面を交わしたうえでなら、実物をご覧いただけます。
無料相談というものは、たいてい1時間で終わります。そして、何度こちらの課題を話しても、相手は自社の売りたいサービスへ話を寄せていきます。
私は、10時間お付き合いします。U-MAで用意できるものに解決の糸口があればご案内しますが、世の中にあるもので足りるなら「それで足ります」と言いますし、解けない難しさは「難しい」と正直に言います。25年ぶんの引き出しと、最新の情報を持って待っています。
課題や与件を共有いただければ、打ち返します。
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