U-MAのブランディングに対する真摯な取り組み
動画で公開している制作プロセスをご覧いただければ、私たちU-MAがいかに真剣にブランディングと向き合っているかをお分かりいただけると思います。
デジタル時代だからこそ、手作業にこだわる理由
現代のデザイン業界では、AIやデジタルツールの進歩により、瞬時に大量のロゴ案を生成することが可能になりました。しかし、U-MAは敢えて手書きスケッチによる100案出しを実践しています。
A-Sketch事例でお見せしたように、方眼用紙に一つずつ丁寧に描かれたスケッチには、デジタルでは表現できない「思考の軌跡」が刻まれています。手を動かしながら考える過程で生まれるアイデアの深度は、単なる作業効率とは次元の異なる価値を持っています。
また、プレゼンテーション時も全ての案を同サイズで印刷し、クライアントが手に取れる形で提案します。画面越しではなく、紙の質感や重みを感じながら検討していただくことで、ブランドの本質的な価値を共有できると考えています。
妥協なき数量追求と品質管理
「100案出し」という言葉は簡単ですが、実際に100のアイデアを形にするためには膨大な時間と集中力が必要です。A-Sketch事例では、手書きスケッチ100案からデジタルトレース、さらにロゴタイプ検討で再び100フォントの検証を行いました。
この数量への執着は、単なる作業量の問題ではありません。99案目まではピンとこなかったアイデアが、100案目で突然輝きを放つことがあります。そうした「最後の一手」に巡り会うためには、安易な妥協は許されません。
制作期間約3ヶ月という時間をかけ、途中でクライアントからの企画変更にも柔軟に対応しながら、最終的に長期間愛され続けるブランドアイデンティティを構築する。この粘り強さこそが、U-MAのクオリティを支える根幹です。
クライアントのビジネス戦略を深く理解する姿勢
A-Sketch事例で特筆すべきは、単なるロゴ制作に留まらず、アミューズのビジネス戦略そのものを理解し、ブランディングに反映させた点です。CD市場の縮小という業界課題、配信事業への転換、新人アーティストの育成という複合的な経営課題を、「世界を切り取るスケッチ」というコンセプトに昇華させました。
私たちは決して「格好良いロゴを作る」だけの会社ではありません。クライアントの事業成長に真剣に向き合い、ブランドが持つべき役割を徹底的に考え抜きます。そのため、名刺や封筒といったアプリケーション展開から、求人広告、Webサイト、さらには運用マニュアルまで、ブランドが機能するための全ての要素を設計します。
動画でご紹介したワンオクロックやフランプールの成功は、決して偶然ではありません。彼らのデビュー当時から、ブランドの力で支え続けた結果なのです。
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